工具材種編
コーティング  超硬合金の表面に、硬質物質を数μmの厚みでコーティングし、切削工具材料として使用する技術は、1969年にTiCコーティング材種が発表されて以来、その性能がきわめて優れていることが知られ、急速に用途が拡大しました。 コーティング方法には、化学蒸着法(C.V.D.法)と物理蒸着法(P.V.D.法)の2種類があります。コーティング物質には、TiCのほかTiN、炭窒化チタン(TiCN)、酸化アルミニウム(Al2O3)などがあります。コーティング層のかたさは、ビッカースかたさで2,000~3,000HVです。

 

超硬合金 硬質物質