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ドリリング応用編
ドリリングにおける切削油剤の供給方式 工具刃先への切削油供給方式を大別すると外部給油法と内部給油法があります。外部給油法は工具の外部から切削点へ切削油剤を供給する方法であり、複雑な機構を必要とせず設置が容易なため、各種の切削に広く用いられます。また、切りくずを排出、除去させることを目的として、治具に供給することもあります 切削油剤
内部給油法は、ドリル先端から切削油剤を加工点に供給する方法です。この給油方法は工作機械の仕様により対応できない場合がありますが、代表的な例として、サイドスルー、スピンドルスルー、端面スルー式があります。スピンドルスルー式は機械の主軸中心より、切削油剤がオイルホール付きプルスタッドとホルダの軸芯を通すため切削油圧の低下が少なく、工具の回転速度の影響を抑えることができる反面、切削油剤が工具交換時にホルダや機械主軸内面に付着してテーパ部を傷めることがあります。