L/Dとは、刃物台からボーリングバーが突き出た量(突き出し量:L)と工具の外径(シャンク径:D)との比率(L/D)をいいます。
内径加工では、加工穴が深くなればなるほど切削工具も長くしなければなりません。
しかし、切削工具が長すぎるとビビリ振動の原因になります。そのため切削条件やシャンク材の選定ではL/Dが重要となります。
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シャンク材
シャンク材には、鋼・ヘビーメタル・超硬合金があります。鋼シャンクのボーリングバーの場合、L/Dが4~5を超えるとビビリ振動を起こしやすくなり、切り込み量や送り量に制限を受けます。
ビビリ振動が生じると仕上げ面が悪化するだけでなく、マイクロチッピングが発生し工具寿命の低下をきたします。
このためビビリ振動対策として剛性を高める目的で、ヘビーメタルや超硬合金が使われます。
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