ターニング用インサートの呼び記号の付け方について学びます。
-以下のリンクをクリックしてメートル系かインチ系かを選んでください。
インサート形状
インサートの形状をアルファベットで表します。三角、四角、丸の他に多角形や菱形などの形状も規格化されています。
逃げ角
インサートの逃げ角の状態を表す記号です。記号「N」で表す逃げ角0°のインサートをネガティブ形インサートと呼び、それ以外の逃げ角の付いているインサートをポジティブ形インサートと呼びます。ターニング用インサートで多く使用されているのは記号「P」「C」「N」です。
インサート精度
精度を表す記号は、コーナ高さ(m)、内接円(d)、厚み(s)の三つの寸法精度の組合わせによって分類されています。高い寸法精度を要求されるインサートは、研削加工を行ってから作ることが必要です。すなわち、A級からJ級までは研削仕上げによって寸法精度を維持しており。研削級インサートとも呼びます。また、一部にP級という呼び方も残っていますが、これはPrecision(精密級)の意味からで精度的にはG級公差内で製造されています。K級からU級までは、原則としてインサートの側面は焼結肌のままで、これらを無研削級インサートとも呼びます。
ターニングに使用されるのは主にG級(一部J級)またはM級インサートで、それ以外の精度のインサートは、カッタ用として使われる場合が多いです。A級からU級までの精度記号が、そのまま呼び記号に使われます。
みぞ、穴
みぞとはチップブレーカのことをいい、その有無と穴の有無の組み合わせによって記号が決められています。ネガティブ形インサートの場合には、両面にチップブレーカがある場合と片面の場合がありますが、ポジティブ形インサートの場合のチップブレーカは片面のみとなります。
切れ刃長(メートル呼び)、インサート内接円(インチ呼び)
インチ呼びは内接円の寸法を数値記号で表しています。たとえば、内接円9.525mm(3/8インチ)は3、12.7mm(4/8インチ)は4というように決めています。メートル呼びはインサートの切れ刃の長さを二桁の数字で表しています。そのため、同じ内接円でも形状によって切れ刃長記号は違います。
インサート厚み
インサートの厚みを表す記号です。内接円と同じ考え方で決められています。
コーナR(ノーズR)
インサートのコーナの曲率半径(R)は0.4mmごとに、また4.0mm以上については0.8mmごとに規格化されています。
ホーニング
超硬合金、コーティング、サーメット、セラミックスといった硬質工具材料には、初期欠損防止のためのあらかじめ”丸み”や”面取り(チャンファ)”のホーニングが施してあります。このホーニングの形状を刃先処理記号で表します。ホーニングは丸型とチャンファ型に分けることができ、その大きさや角度は材種やチップの大きさなどによって、各工具メーカが独自に決めています。通常はこの記号は省略されます。
勝手
チップブレーカ形状に勝手がある場合に表示します。左右両方使えるいわゆる勝手無しの場合には省略することもあります。
チップブレーカ
チップブレーカは切りくず処理の重要な役割を担っていますので、各工具メーカはより性能の良いチップブレーカの開発に力を注いでいます。したがって、メーカ間に特色が表れますので、この記号はメーカ任意記号となっています。
インサート形状
インサートの形状をアルファベットで表します。三角、四角、丸の他に多角形や菱形などの形状も規格化されています。
逃げ角
インサートの逃げ角の状態を表す記号です。記号「N」で表す逃げ角0°のインサートをネガティブ形インサートと呼び、それ以外の逃げ角の付いているインサートをポジティブ形インサートと呼びます。ターニング用インサートで多く使用されているのは記号「P」「C」「N」です。
インサート精度
精度を表す記号は、コーナ高さ(m)、内接円(d)、厚み(s)の三つの寸法精度の組合わせによって分類されています。高い寸法精度を要求されるインサートは、研削加工を行ってから作ることが必要です。すなわち、A級からJ級までは研削仕上げによって寸法精度を維持しており。研削級インサートとも呼びます。また、一部にP級という呼び方も残っていますが、これはPrecision(精密級)の意味からで精度的にはG級公差内で製造されています。K級からU級までは、原則としてインサートの側面は焼結肌のままで、これらを無研削級インサートとも呼びます。
ターニングに使用されるのは主にG級(一部J級)またはM級インサートで、それ以外の精度のインサートは、カッタ用として使われる場合が多いです。A級からU級までの精度記号が、そのまま呼び記号に使われます。
みぞ、穴
みぞとはチップブレーカのことをいい、その有無と穴の有無の組み合わせによって記号が決められています。ネガティブ形インサートの場合には、両面にチップブレーカがある場合と片面の場合がありますが、ポジティブ形インサートの場合のチップブレーカは片面のみとなります。
切れ刃長(メートル呼び)、インサート内接円(インチ呼び)
インチ呼びは内接円の寸法を数値記号で表しています。たとえば、内接円9.525mm(3/8インチ)は3、12.7mm(4/8インチ)は4というように決めています。メートル呼びはインサートの切れ刃の長さを二桁の数字で表しています。そのため、同じ内接円でも形状によって切れ刃長記号は違います。
インサート厚み
インサートの厚みを表す記号です。内接円と同じ考え方で決められています。
コーナR(ノーズR)
インサートのコーナの曲率半径(R)は0.4mmごとに、また4.0mm以上については0.8mmごとに規格化されています。
ホーニング
超硬合金、コーティング、サーメット、セラミックスといった硬質工具材料には、初期欠損防止のためのあらかじめ”丸み”や”面取り(チャンファ)”のホーニングが施してあります。このホーニングの形状を刃先処理記号で表します。ホーニングは丸型とチャンファ型に分けることができ、その大きさや角度は材種やチップの大きさなどによって、各工具メーカが独自に決めています。通常はこの記号は省略されます。
勝手
チップブレーカ形状に勝手がある場合に表示します。左右両方使えるいわゆる勝手無しの場合には省略することもあります。
チップブレーカ
チップブレーカは切りくず処理の重要な役割を担っていますので、各工具メーカはより性能の良いチップブレーカの開発に力を注いでいます。したがって、メーカ間に特色が表れますので、この記号はメーカ任意記号となっています。