丸棒を1分間で、100mmの長さを削ることにします。このとき主軸の回転を1分間に1000回転
とすると、1分間で100mmの長さを削ったので、1分間あたりの切削長さは100mm/min.です。
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ターニングの計算式について、学んでみま しょう。
1回転あたりの送り量
ターニングの送り量とは、被削材が1回転したときの切れ刃の移動量です。
式を見て分かるように、送り量=ℓ(1分間の切削長さ)÷n(主軸回転速度)です。
(1分間の切削長さ)÷(1分間の回転数)が(被削材が1回転したときの切れ刃の移動量)
ということになります。
切削時間(Tc)
切削時間とは、被削材を加工するために必要な時間のことです。
式から分かる様に、ℓm(被削材の長さ)÷ℓ(1分間の切削長さ)により切削時間が求められます。
例:1分間の切削長さが20mm、被削材の長さが100mmの場合、
100÷20=5.
切削時間は5分ということになります。
切削速度(vc)
ターニングの切削速度とは、被削材の外周部分のスピードのことで、1分間に何mm進んだかということです。式の(TTxDm)は被削材の外周長さです。その外周長さxn(1分間の回転数)で、切れ刃部分を被削材の外周が1分間に移動した量(mm)となります。
切削速度の表記は、通常m/minで表されるため、1000で割って(m)とします。
仕上げ面あらさ(h)
切れ刃が描く軌跡の被削材表面に残る幾何学形状を理論仕上げ面あらさといいます。
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