ミーリング基礎

工具保持機構

エンドミル加工を高速・高精度化し、段取り時間を短縮するためには、ツーリング*について検討することが重要になります。

 

エンドミルを取付けるホルダのシャンクのうち、BTシャンクは広く使われているシャンクです。このほかにも二面拘束クランプで高精度加工に対応したHSKシャンク(ISO規格)が採用されることがあります。

さらに日本では、ISO規格を基本に、主軸ドライブキーと工具ホルダのキー溝の寸法と公差をアレンジして、そのすきまを最小限に設定し、刃先位置を高精度に維持したICTM規格のHSKシャンクを、複合加工機ではよく使っています。ミーリングでは、溝や平坦部の位置・寸法をより正確に維持し、ターニングでは刃先高さを高精度に維持できるので、加工径のバラツキを抑え、端面旋削時のヘソ残りが発生する可能性を減らすことができます。

シャンクの種類:

 

ホルダ:

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