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ドリリング基礎

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ランド上の二番取り*をしていない円筒面部分。寸法保持性を高める働きをします。軸直角断面上のマージンの幅のことをマージン幅と言います。

溝と刃、隣り合った切れ刃とヒールとの間にある切りくず排出の為のへこんだ部分。ドリルの溝は2つのねじれ溝からなり、一定の先端角のとき、切れ刃が直線となるように溝の形状が決められています。

チゼルエッジとは、ドリル中心部の切れ刃のことです。チゼルエッジの長さが小さくなるほど、食い付き性はよくなります。

溝幅比とは、ドリル先端におけるランド幅に対する溝幅の比。溝幅比が小さくなると、ねじれ剛性と曲げ強度は共に大きくなり、溝の断面積は小さくなるので通常、切りくず排出性は悪くなります。

超硬ドリルでは、使用用途などに合わせた切れ刃の処理をしています。ホーニング幅、あるいはホーニング角が大きくなると、切れ刃の強度は大きくなります。また、切削抵抗も大きくなります。

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ドリルの基本用語ドリルに関する用語は多岐にわたります。 - 各部名称をクリックして、その作用について学習しましょう！

Shank length

近年では、クーラント穴付きドリルの使用が増えています。それは切削点への直接給油が可能なことに加え、切りくずの効率的な排出、さらに外部給油での給油ノズルの調整が不要になることなど多くのメリットがあるからです。クーラント穴付きドリルは、通常の外部給油に対して、切削速度、送り量ともに上げることができ、加工能率は向上します。

ボディーとは、シャンク前端から切れ刃先端の外周コーナまでの部分です。

外周コーナにおいて軸直角断面と逃げ面とがなす角。逃げ角が大きくなると、刃先強度は小さくなります。

ウェブとは、剛性を持たせるためにドリルの軸中心部に設けられているもの。ウェブには平行とテーパの2種類があります。ウェブが厚くなると、ねじれ剛性と曲げ強度が増大します。心厚とは先端部のウェブの厚さです。

リードとはリーディングエッジに沿って軸の周りを1周するとき、軸方向に進む距離です。

118°

130°~140°

先端角とは、ドリルの軸に平行な面に、切れ刃を平行にして投影したときの角。ハイスドリルでは通常118°が採用されており、超硬ドリルでは130～140°がよく採用されます。

全長とは、先端切れ刃の外周コーナからシャンク後端までの軸を平行に測った長さです。

シャンクとは、ドリルを保持する部分です。

バックテーパとは、穴あけ中に穴内壁とドリル外周が擦らないように、シャンクに近づくほど外径をやや細くしてあります。これをバックテーパといいます。バックテーパが大きくなるほど切削抵抗は小さくなりますが、工具直径の減少が大きくなるため再研削できる回数は減ります。

溝とは、隣り合った切れ刃とヒールとの間にある切りくず排出の為のへこんだ部分。ドリルの溝は2つのねじれ溝からなり、一定の先端角のとき、切れ刃が直線となるように溝の形状が決められています。

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