ドリルに働く力
穴加工の特徴 ドリルで、穴を加工するためには、切削力が必要となります。この力は; - ドリルの回転方向に働く力(トルク) - ドリルの送り方向に働く力(スラスト) に分解されます。 トルクやスラストは被削材の材質やかたさ、切削条件により変化します。 ミーリングやターニング加工では、切れ刃に3つの分力(主分力、背分力、送り分力)が働きます。 ドリル加工では、2つの分力のみ作用します。 トルクとスラストは、ドリル径や送り速度によって変化します。切削速度(RPM)変化による影響はあまり受けないのが特徴です。
A: 工具回転方向 B: ドリルの送り方向 C: トルク D: スラスト