1. 構成刃先は、切削時に生じる摩耗形態のひとつです。以下の記述のうち、構成刃先を防ぐ方法として不適切なものはどれでしょうか?
Aホーニングの大きいインサートを使用する。 B切削速度を上げる。 Cすくい角の大きいインサートを使用する。2. 切込み境界摩耗は、ステンレス鋼を切削する際に工具にみられる代表的な摩耗形態です。以下の記述のうち、切込み損傷摩耗を防ぐ方法として不適切なものはどれでしょうか?
A横切れ刃角を大きくする。 B切込み量を少なくする。 CインサートのコーナRを大きくし、切込み量をコーナRの値より小さくする。3. 炭素鋼の含有量が多くなると、切れ刃にどのような影響を及ぼしますか?
A含炭素量が多くなると、逃げ面摩耗が増す。 B含炭素量が多くなると、切りくず処理がさらに難しくなる。 C含炭素量が多くなると、溶着が顕著になる。4. 合金鋼は、合金元素を加えることにより、その特性が変わります。多量のクロムを加えると、どう変化しますか?
A多量のクロムを加えると、被削材が軟化し、切削しやすくなる。 B多量のクロムを加えると、被削材が硬化し、硬質粒子を形成する。 C特に影響はない。5. P系列の被削材を切削する場合、どのような工具材料が適していますか?
A耐衝撃性の高い (WC-Co) 超硬工具が適しています。 B耐熱性の高い (WC-TiC-Co) 超硬工具が適しています。6. M系列の被削材を切削する場合、どのような工具が適していますか?
A切れ味が良く、耐熱性の高い超硬工具が適しています。 B刃先強度が高く、耐熱性の高い超硬工具が適しています。 C切れ味が良く、耐衝撃性の高い超硬工具が適しています。7. K系列の被削材を切削する場合、破砕形の切りくずが出るため振動が出やすくなります。このとき工具には何が求められますか?
A切れ味の良い刃先が必要になります。 B高い刃先強度が必要となります。 C大きなすくい角が必要となります。8. S系列の被削材を切削する際の、工具選択のポイントは?
A刃先温度と切削抵抗の上昇を抑える。 B強制的に切りくずを分断する。 Cネガティブインサートを使用する。9. 熱処理について、以下の記述のうち正しいのはどれでしょうか?
A熱処理とは、鋼の機械的・物理的特性を改善するために、加熱して冷却する操作のことをいう。 B熱処理とは、鋼の切りくず処理性を向上させるために、加熱して冷却する操作のことをいう。 C熱処理とは、鋼の機械的特性のみを改善するため、加熱して冷却する操作のことをいう。10. 鋼の熱処理ができるかどうかは、ある添加物の含有量によって決まります。それはどちらですか?
A炭素含有量 B鉄含有量
結果: