1. 切削時には、切削抵抗が発生します。切削抵抗の増減はせん断角の大きさによって左右されます。せん断角が大きくなると、切りくず厚みは減少し、その結果どうなりますか?
A切削抵抗が増加します。 B切削抵抗が減少します。 C切削抵抗は変化しません。2. 切削抵抗が高くなると、寸法精度や工具寿命の低下を招きます。以下の記述のうち、切削抵抗を減らす方法として当てはまらないものはどれですか?
Aすくい角を大きくし、切削速度を下げる。 B切削速度を大きくし、親和性の低い工具材料を選ぶ。 C切削油剤を使用し、切削速度を上げる。3. ターニングに使われるインサートの外形には数種類の形状がありますが、その理由として正しいものを以下の記述の中から選びなさい。
Aさまざまな被削材に適したインサートを選択するため。 Bさまざまなバイトホルダに対応するインサートを選択するため。 Cさまざまな加工形態に適したインサートを選択するため。4. 切込み量が少ない場合に、インサートのコーナRが大きくなると切りくずの厚みが薄くなります。その結果どうなりますか?
A切りくず処理が性が向上します。(切りくずが分断されやすくなります) B切りくず処理性が悪化します。(切りくずが伸びやすくなります) C切削抵抗が増加します。5. 内径加工を行うとき、コーナRが大きいインサートを使用するとどうなりますか?以下の記述の内不適切なものを選んでください。
A切込み量が少ない場合、コーナRが大きいと、切りくず処理性が悪化する。 B刃先強度が低下し、欠損を招く。 CコーナRが大きいと切削抵抗の背分力が増加し、ビビリ振動が起きやすくなる。6. 内径加工ではポジティブインサートを使用するのが一般的です。その理由として正しいものはどれでしょうか?
A切れ味を良くし、刃先強度を向上させるため。 Bインサート逃げ面と内壁面との干渉を防ぐため。 C切りくず処理性を向上させるため。7. 切削速度が上がると、切りくず処理にどのような影響を及ぼしますか?
A切りくず処理有効範囲が狭くなる。 B切りくず処理有効範囲が広くなる。 C切削速度を上げても切りくず処理に影響しない。8. 横切れ刃角が大きくなると、切りくず処理にどのような影響を及ぼしますか?
A切りくず厚みが薄くなり、切りくず処理性が悪化する。 B切りくず厚みが厚くなり、切りくず処理性が悪化する。 C切込み角を大きくしても、切りくず処理性には影響しない。9. 通常摩耗と呼ばれる摩耗状態として、あてはまらないものを以下より選んでください。
A切込み境界摩耗 Bすくい面摩耗 C逃げ面摩耗10. 切りくずが伸びるといったトラブルの対策として、有効なものを以下の記述から選んでください。
A切削速度を下げるか、送り量を上げる。 BインサートのコーナRを大きくする。 C横切れ刃角を大きくする。結果: