FMAX
高能率アルミニウム合金・鋳鉄仕上げ正面削りカッタ
超高能率切削と高精度を実現した高速回転対応カッタ
日本機械工具工業会(JTA)認定環境調和製品
この製品は、機械工具業界として地球環境に配慮し、機械工具業界の社会的責任を果たして行くことを目的に業界独自に環境に調和する製品として、日本機械工具協会より認定されています。
FMAX 対象:DC=80mm以上、汎用インサート
FMAX-LW 小型主軸機用 対象:全て
超高能率加工
超多刃設計により、超高能率加工(vf ≧ 20000mm/min)を実現しました。(アルミニウム合金加工時)
ボディプロテクタと内部クーラント効果で切りくずを最適排出!
インサートのすくい面上に設けたボディプロテクタにより、理想的な切りくずカールを生成し、カッタボディ表面の摩耗を抑制します。さらに、内部クーラントの効果により、良好な切りくず排出を可能にします。
市販のFMHアーバ(クーラント穴付)の使用も可能です。
高速回転対応
ダブテイル拘束(逆テーパ溝形状)により、遠心力方向へのインサートの飛び出しを防止します。
軽量・高剛性ボディ
アルミニウム合金と特殊スチール合金の組み合わせにより、カッタボディの軽量化と高剛性を実現しました。
*1 DC=80mm以上のサイズに適用
高精度、イージーセッティング
大調整ねじと微調整ナットの組み合わせにより、複数回の再研磨に対応した調整量を確保し、かつ、高精度な切れ刃正面振れ(5μm以下)のセッティングを容易に行うことが可能です。
経済性、マルチユース
鋳鉄加工用CBNインサートは、再研磨不要(使い捨てタイプ)のため工具管理が容易です。アルミニウム合金加工用PCDインサートの最大再研磨量は、切れ刃正面側および外周側ともに、0.6mmです。
※ご使用状態に最適な再研磨に対応いたします。
少刃数タイプ
カッタの刃数を少なくすることにより、機械や被削材の剛性がない場合でも容易に仕上げ加工が可能です。
既存インサートの装着や刃先調整機能はそのままで工具導入コストを削減できます。
小型主軸機用
FMAXの機能そのままで、カッタ径(DC)100mm、125mmで1.5kg以下の軽量設計です。
インサートの特長
CBN材種 ネズミ鋳鉄加工用
汎用インサート
ねずみ鋳鉄加工用CBNインサートはさらい刃の長さを短くすることで切削抵抗を抑制し、高品位な仕上げ面を実現します。
小さなCBNで長寿命が得られ、再研磨不要なため工具管理が容易で経済的です。
PCD材種 アルミニウム合金加工用
汎用インサート
コーナR(RE)=0.8mmのインサートは汎用性に優れ、幅広い加工領域で使用可能です。
特に強断続加工など高負荷条件下において、優れた刃先安定性を発揮します。
コーナR(RE)=0.4mmのインサートは切れ味に優れ、びびり振動の抑制や仕上げ面の維持に効果を発揮します。
ロングエッジ形インサート
せき、ゲート残りなどの突起物がある場合、仕上げ加工と同時に加工ができるため、加工回数を削減し、加工時間の短縮が可能になります。
バリ抑制形インサート
コーナ角を設けることにより切りくず厚みを薄くできるため、従来品と比較しバリの発生を抑制することが可能です。
コーナ部を微小なR形状とすることにより、チッピングなどの異常損傷を防止し、安定した寿命を実現します。
材種の特長
PCD材種 超微粒ダイヤモンドを採用したダイヤモンド焼結体
MD2030の特長
ミーリング加工専用材種です。
断続切削加工における耐欠損性を向上させました。
刃先エッジの安定性が得られ、汎用性に優れるため、幅広い被削材・加工条件に適応可能です。
MD220の特長
中粒のダイヤモンド粒子を採用することで、耐摩耗性と耐欠損性のバランスに優れる材種です。
刃先エッジの微小損傷が原因のバリ発生を抑制し、長寿命が得られます。
CBN材種 優れた耐欠損性
MB4120の特長
微粒CBN粒子により、優れた刃先靭性を発揮します。
高い耐欠損性を有することにより、工具の長寿命化を実現します。
乾式切削だけでなく、前工程のクーラントが残留した状態においても欠損やチッピング、サーマルクラックを抑制します。
切削性能
A5052 薄板加工での仕上げ面比較
FMAX少刃数タイプは剛性の低い加工でも、びびり振動を抑制し、良好な仕上げ面を実現します。
FMAX 少刃数タイプ
FMAX
PCD材種 アルミニウム合金 仕上げ面粗さ (Rz)
PCD材種 アルミニウム合金 切りくず排出可能領域
CBN材種 ねずみ鋳鉄 仕上げ面粗さ (Rz)
使用例
パンフレットの裏面下の年月付の最新情報です。最新情報については総合カタログ及びWebカタログをご参照ください。
技術相談はこちらから
0120-34-4159