AXDシリーズ
アルミニウム合金・難削材加工用カッタ
高速・高能率切削のために
独自技術により高速・高能率・高精度な加工を実現します。
特長
さまざまな加工形態に対応
高いランピング性能を有し、あらゆる加工形態に対応可能です。
耐遠心力構造
高剛性ダブルスクリュークランプ機構を採用したことで、高速回転時の遠心力によるインサートのせり出しを防止し、安定した加工を実現しました。
高速回転対応
高剛性ダブルスクリュークランプ機構と三菱独自のインサート飛散防止機構(ダブルAFI機構)の採用により、高速加工への対応を実現しました。
高バランス精度
カッタ単体(インサート、クランプねじを装着しない状態)での回転速度10000min-1において、釣り合い良さG6.3という高いバランス精度(ISO1940に準拠)により、高速回転時の振動を抑制します。
材種の特長
Al-Ti-Cr-N系積層コーティング MP6100/MP9100
個々に優れたコーティング・技術の融合(Σ)により強靭(TOUGH)さを実現します。
DLCコーティング LC15TF
超微粒超硬合金TF15と圧倒的な耐溶着性を発揮するDLCコーティングの組合せで、アルミニウム合金加工における仕上げ面精度の向上、インサートすくい面への溶着抑制など高品位・安定加工を実現する材種です。湿式切削はもちろん乾式切削も可能です。
超微粒超硬合金 TF15
耐摩耗性・耐欠損性に優れた超微粒超硬合金です。アルミニウム合金の高能率加工で安定した切削をお約束します。また、すくい面の特殊鏡面処理にて耐溶着性も良好です。
GMブレーカ/GL,GLAブレーカ
AXD4000 インサート選定方法
切削条件および加工環境によりインサートの選定が必要となります。下記を目安にお選びください。
安定した切削条件には、切れ味の良いGLブレーカを第一推奨とします。
1刃送りと切込み切削領域からの選定
切削幅と切込み切削領域からの選定
アルミニウム合金ではGLブレーカを第一推奨とします。送りや切込みが大きくなるなどの負荷のかかる条件の場合は、GMブレーカを推奨します。
刃先からの選定
耐摩耗性からの選定
AXDシリーズの使い分け
工作機械の出力や切込み量により、カッタを選択しご使用ください。
技術資料
高壁面精度
独自開発の高精度ねじれ刃インサートの採用で、高品位な壁面加工が可能です。
低抵抗形インサート
ねじれ逃げ面を採用し逃げ角を最適化したことで、切れ刃強度を低下させることなく、すくい角の大きな低抵抗刃形を実現しました。また、凸切れ刃は、優れた切りくず排出性を実感いただけます。
仕上げ面比較
送りマークの低減で仕上げ面向上
Ti-6Al-4Vの切削性能
高負荷切削条件でも安定した寿命
切削性能
アルミニウム合金鋳物Si 9%での切削
刃先強化&PVDコーティングにより工具寿命2.3倍を達成しました。
使用例
顧客使用事例により推奨条件と異なる場合があります。
パンフレットの裏面下の年月付の最新情報です。最新情報については総合カタログ及びWebカタログをご参照ください。
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0120-34-4159