新製品情報

　三菱マテリアル株式会社　加工事業カンパニー（カンパニープレジデント：小原和生 住所：東京都千代田丸の内）は、多コーナ形汎用正面削りカッタ“AHXシリーズ”に、転削加工用CVDコーテッドセラミック材種「XC5010」インサートを追加し、10月16日より販売いたします。

　転削加工用CVDコーテッドセラミック材種「XC5010」は、超硬合金と比較し高温下での強度低下が少ないため、高速切削時においても安定した加工を実現します。
　また、母材への切削熱の伝導を抑制する効果を持つ、Al2O3コーティングと、表面平滑処理を適用することで、異常摩耗や被削材の溶着を抑制します。

　このたび、鋳鉄切削での加工能率向上を図るため、一般切削用のMKブレーカインサート、耐欠損性を重視したFlat Topインサート、の2アイテムを追加し発売いたします。

転削加工用CVDコーテッドセラミック材種「XC5010」の主な特長は、以下の通りです。

1. 独自の付着強度向上技術により、セラミック母材とコーティング層間の密着度向上を実現。
    
2. 高温下での強度低下が少なく靭性が高い窒化ケイ素系セラミック母材により、ダクタイル鋳鉄の超高速転削加工が可能。