菅谷 宏樹(Hiroki Sugaya)

1.はじめに
 機械加工といっても、対象となる材料や形状は多様であり、加工のニーズもそれぞれ異なる。自動車部品など、量産部品の機械加工においては、サイクルタイム短縮、生産コスト削減が強く求められている。一方、航空機部品に代表される高級材料の小ロット品においては、特に加工品質に対する要求が厳しく、チップブレーカの果たす役割は大きい。当社「難削材旋削加工用インサートシリーズ」は、2016年9月にポジインサートをラインナップした。本稿では、その特長を紹介する。

機械技術(2016年 12月号)掲載

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